冷夕谷キャンプ場ー富山県富山市有峰

---

4時56分、夜明け前に永平寺町の公園を出発し、国道364号線に出て加賀市へ向かいました。

17㎞程で小松バイパスは終わり、そのまま直進して県道22号線（加賀産業道路）に入って手取川を渡ったところで県道176号線（石川広域道路）に左折して川沿いを国道8号線の本線まで戻って再び小松方面へ折り返しました。

6時28分、小松市街をグルリと大きく回って小松市東山町で国道416号線に入り、20㎞程で「牛ヶ首峠」に差し掛かりました。この辺りはいわゆる「酷道」区間で、ガードレールの設置もなく、すれ違いが困難な1車線が続いてます。

牛ヶ首峠から更に先に進むと福井と石川の県境に有る大日山（1368ｍ）の手前から車両交通不能区間になり、ここで実質的な「行き止り」になります。（※後述：16年後の2018年に車両通行供用が開始されました。）

7時31分、舗装路から砂利道のダートになりました。小松から約30km、どうやらここで国道は終わりのようです。適当なところで引き返します。

大日山からの帰りは国道8号線まで近道をするために牛ヶ首峠から県道43号線に入ったのですが、大日川ダムへのルートは工事通行止めになっていたため、大杉方面への県道161号線にルートを変えて赤瀬ダム脇を通って小松市の手前でまた国道416号線に戻りました。 結局全然近道にはなりませんでしたがそれでも新しいルートが走れて結果オーライです。(^_^)

8時17分、小松バイパスを横切って再び国道8号線の本線まで戻って来ました。8時を過ぎて太陽もかなり高くなり市街地はぐんぐんと気温が上がって耐えられないほどの暑さです。涼しい山中へ入るために先を急ぎます。(^^;)

8時51分鳥越村に着きました。「白山スーパー林道」が二輪通行禁止のため岐阜県の白川村へ行くには金沢市経由でグルッと大回りして行くしか手が有りません。

というわけで、鳥越村から一旦国道157号線で北に上がり、せっかくなので石川県と富山県の国道を少し寄り道してから白川村へ向かうことにします。

河北郡津幡町から小矢部市を通って国道8号線で能登半島の付け根を西から東に横断し、10時35分、富山県高岡市で国道156号線に入りました。 ここから今度は国道156号線を南へ下がって砺波市から一旦金沢市に寄ってから白川村に行くことにします。

10時59分、砺波市で国道359号線に入り金沢へ向いました。40分程で北陸道の高架下を通過し、国道304号線との交差点を直進して金沢市内に向かいました。少し前から雨がポツリポツリと落ち始めましたがまだ大丈夫です。

11時34分金沢市内で国道159号線に突き当り、ここでUターンをして再び国道304号線の交差点に戻りました。先ほど降り始めた雨が少し強くなってきましたので一旦東北道の高架下に入り雨宿りをすることにします。

class="indent">雨はすぐに止みましたのでカッパは着ずに国道356号線を走って岐阜県安八郡平村へ向かいました。

平村に着く少し手前でトンネルが二つ続き、「梨谷トンネル」を抜けると眼下に五箇山の里山風景が広がっていました。ここから国道156号線まではあとわずかです。途中ずっと雨がパラパラとしていましたがここまで何とかカッパを着なくてもすみました。

平村から国道156号線を南に下り、道の駅「平」で休憩をしたあと白山スーパー林道入口手前の白川村から国道360号線へ入って富山県の方向へ東に向かって走りました。

15時45分神岡町から国道471号線へ入り、10kmほどで上宝村に着きました。 ここで国道を離れ、又六川に沿って有峰湖への林道へ入ります。走ってみると林道といっても下手な3桁国道より遥かに立派で、全線綺麗に舗装されていました。

林道を50ｋｍ程走り、16時50分に有峰湖の入り口ゲートに到着しました。ここで通行料(300円）を支払います。　キャンプ場はダムの少し手前にあり、上宝村からの行程は約５１㎞でした。

---

8月12日（4日目最終日）

4時57分、辺りはまだ暗く微かに空が白んできました。これからテントを畳んで出発します。空は曇っていますが雨は降っていません。

5時54分、林道「小口川線」の北側ゲートを通過して常願寺川沿に県道43号線を富山市内に向います。
6時39分、ここまで57㎞、富山市大沢野で国道41号線に出ました。ここから41号線を北に上がって富山市の中心部に向かいます。

7時00分、富山市内で国道8号線に左折して新湊市に行きました。新湊で国道472号線に合流したところで「道の駅カモンパーク新湊」で休憩をしてから国道472号線を南に下って利賀村へ向かいました。

8時00分、先ほどからポツポツと雨粒が落ちていたのですが射水市に入った辺りでかなり雨が激しくなってきましたので北陸自動車道の高架下で雨宿りをしてここでカッパを装着しました。 この時、慌てていたのかうっかり眼鏡を紛失してしまいましたが幸い予備を持っていましたので事なきを得ました。

婦中町で国道359号線と重複したのち更に国道472号線を走り続け、9時07分に八尾町栃折で国道471号線の分岐点に着きました。ここからは国道471号線を利賀村に向かいます。 ちなみに、反対方向の飛騨市方面の国道471号線はこの先で通行止めになっており、昨日の国道156号線白川村経由での有峰湖へ行ったのは正解でした。

9時55分、越道峠の南端を大きく回って折り返し、道の駅「利賀」に到着しました。百瀬川沿いの急斜面は落石防護シェルターが連続して設置されており、注意して走行します。

利賀村から再び北へ向かい、国道156号線と359号線を経由して小矢部で国道8号線を横切って能登半島の付け根の羽咋市に向かいましたが、途中小矢部市福野町で国道359号線から471号線に復帰するときに道に迷ってかなりタイムロスをしてしまいました。 （；_；）

12時50分、金沢市街の東を回って野々市で国道157号線と合流しました。ここから今度は国道157号線で勝山方面へ向かう予定です。が、方向を間違えてまた金沢市内に向かって入ってしまいました。

すぐに気が付いたのですが、金沢市内は夏休みのせいか大渋滞でノロノロ運転です。今来た道を戻るとだいぶ時間が掛かりそうなので、脇道で渋滞を回避して国道157号線に戻ることにします。

13時42分、県道を3本乗り継いでやっと鶴来町で国道157号線に戻りました。復帰するのにかなり時間が掛かってしまいました。

13時52分、白山市尾口村に着きました。ここから国道360号線で「白山スーパー林道」の入口に向かいます。雨で路面が濡れているため後輪を時々スリップさせながら10km程で林道の入り口に到着しました。ここから先は二輪通行禁止なので記念写真だけ撮ってすぐにＵターンです。

14時30分、再び国道157号線に戻り勝山に向かいました。勝山からを一旦国道157号線を離れ、国道416号線の未走行区間（大日山までの行き止まり区間と永平寺町の一部期区間）を走りに行ってきます。

薬師神谷まで往復したあと、勝山街道（国道416号線）を走る為にいったん県道17号線で永平寺町に向けて走り、昨日野宿したゲートボール場の手前で九頭竜川を渡って勝山街道に入ります。

16時21分、勝山街道を通って勝山市で再び国道157号線に戻って来ました。勝山からは国道157号線を南に下り大野市に向かいます。

16時54分、大野市街の手目で給油（14.7ℓ）をしたあと国道158号線を横断してそのまま岐阜市に向かいました。 この先の国道157号線は「真名川ダム」から「温見峠」を越えて岐阜県の本巣町までの間は道幅が狭く、深い谷に沿って急坂とタイトなヘアピンカーブが続く通行の難所です。

17時46分、「温見峠」を越えて岐阜県に入りました。少し走ると前方（岐阜県側）から一台の大型トラックがやって来てすれ違いました。これははっきり言って「無謀です！」、間違いなく途中で立ち往生します。 道路地図には立派な国道のラインが描かれていますが実際には細くて険しい山岳道路で対向車との離合もままなりません。 以前、愛犬を連れてキャンプに来た時に、ここでヘアピンカーブを回り切れずに谷に転落したトラックを目撃しました。

温見峠を越えたところでようやく雨も上がり、ここでやっとカッパを脱ぐことが出来ました（この時無くしたと思った眼鏡を発見）。 しばらく走ると以前愛犬とキャンプした思い出の場所に着きました。 「根尾西谷川堰堤」です。写真のつり橋の上流で愛犬「エル」と二人でキャンプをしました。

写真を撮り、しばし思い出に浸りながらあとはひたすら山を下り、18時42分に根尾村樽見で国道157号線を離れ国道418号線に入りました。 予想以上に遅くなってしまいましたのでここからカミさんに帰宅の予定時間をメールで知らせ、先を急ぎます。