おしか家族旅行村オートキャンプ場ー宮城県石巻市鮎川浜

牡鹿オートキャンプ場

利用2000年4月29日 ホンダXRV750アフリカツイン
キャンプ場は牡鹿半島の先端、高台にあるため金華山と太平洋を一望でき、ロケーション抜群。
(写真は借り物です)

牡鹿オートキャンプ場

「おしか家族旅行村オートキャンプ場」
<宮城県石巻市鮎川浜駒ケ峯1-1>
AC電源付きのオートサイトの他に、面積が半分程のバイク向けのサイトも有ります。


6時10分、山形県酒田市の「庄内夕日の丘オートキャンプ場」を出発しました。依然として雨は降り続いていますが、雨・風共にかなりおさまっており、昨日よりは楽に走れそうです。 だだ気温が6℃しかないので走っているとかなり寒さを感じます。

国道345線

国道112号線を北に上がり、最上川を越えて酒田市内から国道7号線で海沿いを12㎞程走り、遊佐町で国道345号線に入ってここから南へVターンで折り返します。


6時40分
「国道345号線」
<山形県飽海郡遊佐町菅里>

依然としてまだ雨は降り続いています。


八幡町で国道344号線を横切り、さらに南へ下って遊佐町からて30キロ程走ると、左手に庄内平野の田園風景の中に沢山の風車が見えてきました。 奥羽山脈から吹き寄せる「清川だし」をうけて発電する「ウインドドーム立川」の風車群です。

ウインドドーム立川
7時22分 <山形県東田川郡庄内町狩川> 国道345号線から国道47号線へ

山形県立川町(現庄内町)は霊峰月山(がっさん)から庄内平野の水田地帯に至る南北に長い地形で、春から夏は奥羽山脈と新庄盆地を吹き抜けてくる東南東の局地風「清川だし」や、冬には日本海側から北西の季節風が吹き付ける内陸部の平地としては稀な強風地帯です。 平均風速は秒速4.1メートル、年間90日前後風速10m以上の風が吹き、春は早苗を押し流し、秋は稲穂をなぎ倒す日本三大悪風と言われる「清川だし」は農作物にたいへんな影響を与え、地域の人々から 恐れられてきました。 昭和58年に空前の大ヒットとなった連続ドラマ「おしん」は強烈な風と雪がもたらす豪雪地帯の貧困と苦しみを描いた物語で、近隣の市町村では「立川にだけは嫁に出すな」と囁かれていたとか・・・。

最上川から吹き付ける強烈な風と格闘を続けてきた旧立川町は、この風を町おこしに利用しようと風エネルギー実用化実験事業や、風力発電の実験事業の受け入れなどに取り組んできた結果、 現在では民間企業を含め地域全体で12基の風車が稼働し、地域電力のかなりの部分をこれらが賄っています。


立川町から国道47号線で再び酒田に戻り、そこから国道344号線に入って八幡町から金山へ向かいました。
山中を走る国道344号線はまだ残雪が多く、気温は僅か5℃しかありません。

国道344号線

8時36分
国道344号線
<山形県酒田市北青沢>
「青沢トンネル」の手前です。路肩にはまだ雪がたくさん残っています。

9時25分、真室川温泉に着きました。あまりに寒いのでここで臨時停車をして、アンダーシャツを一枚追加しました。 ついでに近くのコンビニに寄って遅い朝食を摂りました。

再出発する頃にはようやく雨も上がりやれやれです。(^_^)


2000-4-29マップ東北

9時32分、金山町で国道13号線に着きました。これを15km程南下して新庄市で国道458号線に入りました。
国道458号線は鮭川村でV字型に折れたあと、国道13号線の西側の山間部を並行して走って寒河江市に至る国道ですが、肘折峠がまだ冬季閉鎖中のため通ることが出来ません。
しかたがないので、大倉村から県道31号線で舟形町へ出て、そこから尾花沢経由で寒河江に行くことにします。

国道458号線
10時33分 「国道458号線」 <山形県最上郡大蔵村大字清水> 
肘折峠が冬季閉鎖中のため、ここで引き返して県道31号線で舟形町へ行きます。

10時41分、舟形町で国道13号線に出て尾花沢に向かいました。尾花沢には15分程で到着し、ここから国道347号線を通って予定していた寒河江に行きます。

国道347号線

10時57分 「国道347号線」
<山形県尾花沢市大字尾花沢>
尾花沢で国道347号線に入りました。

国道287号線

11時29分 「国道287号線」
<山形県寒河江市大字芝橋>
ようやく寒河江に到着しました。

11時42分、寒河江市中山町から国道458号線に入り、20㎞程で山形市の西で国道348号線に出ました。これを6㎞程走り、山形新幹線を越えたところで国道112号線に入って渋滞する市内を通り抜けて再び寒河江に戻りました。
未走行の国道が少なくなってくると走行ルートが複雑になり、通行止めなどで一旦計画が狂うと修正するのが大変です。(^^;)

寒河江から国道287号線で山形空港の横を通って国道13号線に出て尾花沢市まで戻り、次に国道347号線で宮城県へと向かいました。しかし再び運の悪いことに、鍋越峠がまだ冬季閉鎖中で通行できません。 仕方がないので何処か県道を通って迂回することにします。

尾花沢市の北郷まで引き返して県道28号線に入り、これを約20㎞、25分程走ると赤倉温泉に着きました。ここから国道47号線で鳴子温泉を通って大崎市へ向かいます。

15時17分、予定より20㎞程遠回りをしてやっと大崎市古川で国道4号線と国道108号線の合流点にたどり着くことが出来ました。 ここからは国道108号線で石巻へ向かいます。30分程走った岩出山町で給油(11.5ℓ)をしたあと更に30分程走り、石巻市広尾のセブンイレブンで休憩をしました。

16時32分石巻市内で国道45号線を横断して国道398号線に入り、牡鹿半島の付け根を30分程走って女川町から県道220号線「コバルトライン」に入りました。

国道344号線

17時02分
県道220号線「コバルトライン」入口
<宮城県牡鹿郡女川町鷲神浜>

「コバルトライン」は牡鹿半島の山稜に沿って地形をなぞりながら半島を縦断する総延約32kmの山岳ワインディングです。

山岳ロードですが高規格道路のため整備が行き届いて走り易い道路でした。だた北部は主に林間ルートのためあまり展望が開けず、全線絶景ロードとは...(^^;)


コバルトライン
「コバルトライン」入口付近の景色です。

17時50分、牡鹿半島の先端までやって来ました。
今日は山越えで2ケ所通行止めに会ったためかなり時間をロスしてしまい、ここに着いた頃には既に日は西に傾きかけていました。急いでねぐらを探さなければいけませんので手っ取り早く既設のキャンプ場を利用することにします。

最初に見つけたのがコバルトラインを出た半島の先端近くにあるオートキャンプ場です。 料金を訊ねると、オートキャンプ場なので結構高い料金設定(3,000円)でしたが、ダメ元で交渉したらあっさりと1,000円でオッケーの返事がきました。 !(^^)!。 たぶん他に誰も利用客がいなかったので少しでも稼いだ方が得策と判断したのでしょうね。

おしか家族旅行村オートキャンプ場
おしか家族旅行村オートキャンプ場

18時18分、「おしか家族旅行村オートキャンプ場」。暗くなる前になんとかテントの設営を終えることが出来ました。真正面に見えるのは金華山です。

今日は山越えでだいぶ時間をロスしてしまい着くのが遅くなって少しあせってしまいましたが、やはり野宿は余裕をもって行動しないといけませんね。(^^;) 今日の走行は11時間40分で482kmでした。翌日、半島の先端を回って鮎川浜を通り掛かったらキャンプ出来そうな場所がたくさんありました。


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